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2000.6.6
今日の体重 69.2kg
written by kama

【インターネットカフェ】
 一時期日本でも騒がれたが実際はろくに広まることもなく消滅してしまった、例のインターネットもできる喫茶店、といった感じがうりこみのお店。結局日本で流行らなかったのはわざわざお店でやるまでもなく家庭や学校に普及しちゃったってのと、ちょっとあそこのページだけ見たいって時ならそこいらへんの電気屋さんに行っても展示品がネットに繋がってたりするからね。ネットへの入り口を見つけるのは結構たやすいのだ。
 ところが、海外となるとなかなかそうはいかない。めりけん/ようろっぱ方向だとたいていホテルに電話回線があって、国際ローミングをしているプロバイダに契約していれば、あとはノートパソコンの1台も持ち込めば日本にいるのとほぼ変わんない感覚でネットに繋がってしまうが、東南アジア方面だとなかなか電話回線口を確保するのも難しく、そもそも治安の関係とかでパソコンそのものを持ち込むのも気が進まない。なもんで、インターネットカフェっちゅーか、インターネットするだけのところが大流行なのである。
 んで、基本的にそういったところの「ホームページ」の設定が、マイクロソフトのHotmailになっている。Internet Explorerのデフォルトのブックマークにも入っているし、一番名前の知れたWebメールサービスではある。しかしながら、日本語がとおらないとか、かなりの名前が既に登録済みでこれから申し込むとすげー長ったらしい名前になってしまうとか、はっきりいって使いにくい。そこでおいらがお勧めするのが、
 links to goo
 である。まあ、サーバがNTだとか、こないだメールがかっとんだとか、個人情報が漏れたうわさがあるとか、とかく眉唾の話が多いgooであるが、このサービスに限って言えば、まあ使い勝手は悪くないと思うのだ。もとよりWebでメール見るなんて時点で個人情報垂れ流しになっちゃうんだから、その辺使い方を考えて、最低限必要な連絡のみに使うようにすればよいのだ。
 ちゅーことで、これから夏に向けて海外旅行など計画されている方も多いかも知れぬが、ぜひぜひWebメールサービスなんぞもお目を通してってくだせえ。

【アジアよ】
 私の大学時代を知らない人は一様に驚くが、おいらは大学時代合唱などというものもやっていたのである。歌を歌っちゃっていたのである。ちなみにおいらの歌唱力は0.8ジャイアン程度というのがもっぱらの評である。それはともかく、合唱の世界っちゅーモノをご存知ない方のために少々説明すれば、最近の主な日本国内で製造される合唱っちゅーのは「組曲」っちゅーか、4〜5曲を1セットにして1ステージにする、みたいなのが主流のようである。
 んで、おいらが大学2年のときにやった曲で、「アジアよ」というのがあったのだ。この歌の内容がまた実に壮大で「アジア」そのものを歌ってしまうのである。今から考えるとかなりめちゃくちゃな曲で、いわばドイツとかノルウェーとかイギリスとかイタリアとかキルギスとかぜんぶひっくるめて「ヨーロッパよ」などという題名にし、「おおワインよ〜」などと歌ってヨーロッパがテーマでござい、といっているようなモノなのである。

 歌詞を見ていくと「サリー」とか「銅鑼」とか「菩提樹」とかでてきて、どうも地域もはっきりしないのだが(なんとなくインドあたりが浮かんでいるのか?それとも手塚治虫の漫画の読みすぎか!?(笑))、どうも作詞者の「漠然とした先入観」のみでさしたる下調べもなく書かれていることが伺われる。おいらだって偉そうなことは言えたもんじゃないが、タイとマレーシアにそれぞれ10日間前後滞在してきただけでも、これらの国々をテキトーにひっくるめて「アジアよ」などと歌ってしまうことに無理があると思わずにはいられないのだ。
 だいたい、こんな馬鹿でかい地域をたかだか20分程度の曲にすること自体が無理なのであって、「筑後川」などという川の上流から河口まで歌うだけでも20分かかるのである。控えめに「インドよ」あたりにしとけば(それでも1時間くらいかかりそうな気がするが)よかったのに、そういえば楽譜の前書きにも「壮大なアジアをうたうのは難しいが...」などと書いていたような気がするが、だったら最初から書くな、って気がするのじゃ。アジアよと言っておきながら実際インドのことを書きやがって、ネパールの立場はどうなるのじゃ、ええっ! シンガポールの存在価値はどうなっておるのじゃ、ええっ!!なのである。

 あ、ていうか、わかったぞ。こいつ「アジアよ」なんて曲を書いたんだから、ぜひこの曲を持ってアジア各国を周る演奏旅行をしてほしいね。朝鮮半島から始まって中国、モンゴル、ベトナム、インドネシア....それぞれの国に行って「これが私のあなた達の住んでいるところをイメージして書いた詩です」などといって演奏してほしいね。そして「てめーぜんぜんうちらんところ歌ってねーじゃねーか!金返せ!この素チン!」などと吹き矢とか?型のナイフとかいろんなもので攻撃されるべきなのである。
 そういえば、あの年におなじく歌ったへんな山の歌、あれもぜんぜん下調べのねえ.... むなしくなってきたからもうやめる。おなかも回復してきたことだし。

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