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2002.5.15
今日の走行距離 約9400km
written by kamad  / No.21


【雪道スタック】
 さて、時間は多少前後してしまいますが、今日は雪道走行についてです。とはいっても、本当の雪道ではなくて無謀な残雪突入、といったほうがいったほうがいいんですが....。

 3月の終わりに下呂温泉に行ってきたのですが、普通の道を通ればいいものを、地図上に魅力的な峠道を発見したがため、いかにも誰も通ってなさそうな、車1台やっと通れる程度の山坂道を通ってしまったときのことです。

 峠までは何の問題もなくINVECSIIスポーツモードATを楽しめたのですが、ちょうど峠を越えて西側の斜面に入ったあたりで、なんと路上に残雪が残っておりました。少々カーブしているところで、長さはほんの30mくらいなのですが、雪の深さは結構あり、多いところでは50cmくらい残っていたように思います。ただ、かなり深いですがわだちも残っており、雪もよくしまっていたのでちゃんと雪道タイヤやチェーンをはいていれば、クロカンRVなら難なく抜けられるであろう、という感じでした。

 ところが当時わたしのエアトレックはどノーマルのタイヤで、チェーンも持っていませんでした。が、「マッド&スノー」のタイヤなんだし、何よりエアトレックの四駆性能を試せるいい機会なのでは、と考えてしまいました。たかが30m程度だし....と思ってしまったのが運のつきでした。

 勢いをつけて雪道に突入したところ、最初は軽快に進んでいたものの、カーブを過ぎたあたりから各タイヤの空転が感じられるようになってきました。そして、残り10m、といったあたりでとうとう動かなくなってしまったのです。

 とりあえず降りてみてみると、たしかに車輪は空転してしまってるのですが、どちらかというとおなかがついてしまっている、という感じでした。特に左側の2輪の足が伸びきってしまっている感じです。でもまだ右側は生きている感じがしたので、とりあえず雪道スタックの常套手段として各タイヤの下に毛布をしいてみました。と、単純に言いますが四輪をジャッキアップするのは結構大変です。

 で、四輪に毛布をしいて、外から大人二人におしてもらって、「えいや!」で挑戦したところ、動いた!....でも2Mくらい。むしろ完全におなかが乗り上げてしまった感じです。4輪が完全にのびきってしまってました。絶望的な光景でした。

 しかたなし、人生初のJAFにお願い。下呂なんて土地の、しかも山奥にきてくれるのか、と思いましたが1時間ほどDVDを見ていたらサファリのJAFの人がやってきてくれました。ウィンチであっという間に救出。本当にありがとうございました。下呂のJAFの人。

■教訓。
  • マッド&スノータイヤはほとんど雪道に意味がない。
  • 四駆性能もクロカン四駆には遠く及ばない。
  • 毛布は多少有効。
  • 真夏でもチェーンは携行しましょう。
  • JAFに入会しましょう。
 ということで学ぶことの多いスタックでございました。後日談として、アンダーカバーが外れかかっていたのは、先日書いたとおりでございます。 

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